高血圧・糖尿病・脂質異常症のご相談

生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)の治療 | みなとクリニック
生活習慣病専門外来

高血圧・糖尿病・脂質異常症
「異常なし」を目指す、継続的な管理を

生活習慣病は自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに血管や臓器を傷めていきます。健診で異常を指摘された方、数値が気になる方は、早めにご相談ください。薬と生活習慣の両面から、あなたに合った管理プランを一緒に作ります。

健診で「要治療」「要精密検査」の指摘を受けた方へ:
放置すると脳卒中・心筋梗塞・腎不全などの重大疾患につながります。症状がなくても、早期治療・管理が大切です。

3つの生活習慣病について

高血圧・糖尿病・脂質異常症は互いに絡み合いながら血管ダメージを蓄積させます。それぞれの特徴と基準値を確認しましょう。

高血圧症

Hypertension / 血圧が慢性的に高い状態

高血圧とは

  • 収縮期血圧(上)140mmHg以上、または拡張期血圧(下)90mmHg以上が続く状態
  • 自覚症状がほとんどなく「沈黙の殺し屋」とも呼ばれる
  • 日本人の約4,300万人が高血圧とされ、最も多い生活習慣病
  • 長期間放置すると血管が硬く脆くなり、様々な合併症を引き起こす

主な原因・リスク因子

  • 塩分の摂りすぎ(1日6g未満が目標)
  • 肥満・運動不足
  • 過度の飲酒・喫煙
  • 精神的ストレス
  • 遺伝的素因(家族性高血圧)
  • 加齢

血圧の分類と目安

分類収縮期拡張期判定
正常血圧120未満80未満正常
正常高値120〜12980未満経過観察
高値血圧130〜13980〜89要注意
Ⅰ度高血圧140〜15990〜99治療対象
Ⅱ度以上160以上100以上積極治療

※単位:mmHg JSH2019ガイドライン準拠


放置した場合のリスク

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
  • 狭心症・心筋梗塞
  • 心不全・心肥大
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 大動脈瘤・大動脈解離

糖尿病

Diabetes Mellitus / 血糖値が慢性的に高い状態

糖尿病とは

  • インスリンの分泌不足や作用低下により血糖値が慢性的に高くなる疾患
  • 日本の糖尿病患者・予備群は合わせて約2,000万人以上
  • 2型糖尿病が全体の約95%を占め、生活習慣が大きく影響する
  • 初期は自覚症状がなく、健診で初めて発覚することが多い
  • 進行すると「三大合併症」(神経・網膜・腎臓)が現れる

主な原因・リスク因子

  • 過食・偏食(高カロリー・高糖質食)
  • 運動不足による肥満
  • 遺伝的素因
  • 加齢(40歳以上で増加)
  • 睡眠不足・ストレス
  • 喫煙

血糖値・HbA1cの基準

検査基準値判定
空腹時血糖110mg/dL未満正常
空腹時血糖110〜125境界型
空腹時血糖126以上糖尿病型
HbA1c5.6%未満正常
HbA1c5.6〜6.4%要注意
HbA1c6.5%以上糖尿病

※日本糖尿病学会2023年ガイドライン準拠


放置した場合のリスク

  • 糖尿病性神経障害(手足のしびれ・痛み)
  • 糖尿病性網膜症(失明リスク)
  • 糖尿病性腎症(透析が必要になる場合も)
  • 動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中
  • 壊疽による下肢切断リスク

脂質異常症

Dyslipidemia / 血中の脂質バランスが乱れた状態

脂質異常症とは

  • 血液中のLDLコレステロール・中性脂肪が高い、またはHDLが低い状態
  • かつては「高脂血症」と呼ばれていた
  • 全く自覚症状がなく、健診の血液検査で初めてわかることがほとんど
  • 日本人成人の約3人に1人が脂質異常症に該当するとされる
  • 動脈硬化を促進し、心血管疾患リスクを高める

主な原因・リスク因子

  • 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の過剰摂取
  • 糖質・アルコールの過剰摂取(中性脂肪上昇)
  • 運動不足・肥満
  • 遺伝性(家族性高コレステロール血症)
  • 甲状腺機能低下症などの二次性
  • 喫煙(HDL低下)

脂質の検査基準値

検査項目基準・目標値判定
LDLコレステロール120mg/dL未満正常範囲
LDLコレステロール140mg/dL以上高LDL血症
HDLコレステロール40mg/dL以上正常
HDLコレステロール40mg/dL未満低HDL血症
中性脂肪(TG)150mg/dL未満正常
中性脂肪(TG)150mg/dL以上高TG血症

※動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022準拠


放置した場合のリスク

  • 動脈硬化の急速な進行
  • 狭心症・心筋梗塞
  • 脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)
  • 末梢動脈疾患(足の血流障害)
  • 急性膵炎(高中性脂肪の場合)

なぜ早期治療・管理が重要なのか

高血圧・糖尿病・脂質異常症の3疾患は、単独でも危険ですが、複数が重なると心血管リスクは飛躍的に高まります。「メタボリックシンドローム」として蓄積された血管ダメージは、ある日突然、命に関わる疾患として現れます。

脳卒中

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血。後遺症として麻痺・言語障害が残ることも。

心筋梗塞・狭心症

冠動脈が詰まり心臓への血流が途絶える。突然死のリスクも。

慢性腎臓病・透析

腎機能が低下し、最終的に透析(週3回、1回4時間)が必要になることも。

失明リスク

糖尿病性網膜症は成人の後天性失明原因の上位。早期発見・管理で防げる。

下肢切断・壊疽

糖尿病・動脈硬化が進むと足の血流が途絶え、壊疽から切断に至る場合も。

認知症リスク

脳血管障害や糖尿病は認知症の独立したリスク因子。管理が認知機能を守る。

治療の流れ

初回から定期管理まで、一貫してサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

初診・問診・血液検査

現在の症状・生活習慣・既往歴・家族歴を詳しくお聞きします。血液検査・血圧測定・尿検査などを実施し、現状を把握します。結果は当日または後日説明します。

病状の評価・リスク層別化

検査結果をもとに、心血管リスクを評価します。他の疾患(甲状腺・腎臓など)が原因の「二次性」でないかも確認します。

生活習慣の指導

食事・運動・飲酒・喫煙・睡眠など、日常生活の改善点を具体的にアドバイスします。まず3〜6カ月の生活改善を試みることも多いです。

薬物療法の開始(必要な場合)

生活改善だけでは目標値に届かない場合、または初診からリスクが高い場合は、お体に合った薬を処方します。副作用もわかりやすく説明します。

定期通院・継続管理

月1回または2〜3カ月に1回の受診で、数値の推移を確認しながら薬の種類・量を調整します。次回予約はLINEからいつでも変更できます。

当院が選ばれる理由

生活習慣病の管理は「続けること」が最大のポイントです。通いやすく、相談しやすい環境を整えています。

POINT 01

内科医師による丁寧な診察

内科医師が丁寧な問診を行い、数値だけでなく生活背景も含めて総合的に評価します。疑問点はその場で何でもお聞きください。

POINT 02

データで見える長期管理

血圧・血糖・コレステロールの推移をグラフで可視化。変化を一緒に確認しながら治療の効果を実感していただけます。

POINT 03

LINEで簡単予約

次回予約・予約変更はLINEから24時間いつでも受け付けています。お電話が難しい方も気軽にご利用ください。※LINEでの医療相談はお受けしていません。

POINT 04

土曜も診療

毎月第2・第4土曜日も診療しています。平日のご来院が難しい方も、お仕事や育児と両立しながら定期通院いただけます。

POINT 05

必要に応じて専門病院へ紹介

循環器・内分泌・腎臓など専門外来が必要な場合は、連携病院へ迅速に紹介します。かかりつけ医として窓口になります。

POINT 06

保険診療・明朗会計

生活習慣病の治療は保険適用です。処方薬・血液検査すべて保険の範囲内で対応。費用の目安は事前にお伝えします。

よくあるご質問

生活習慣病に関するよくある疑問にお答えします。

Q
健診で「要経過観察」と言われました。すぐに受診すべきですか?
「要経過観察」でも、数値によっては早めの受診をお勧めします。特に高血圧130〜139mmHg、HbA1c 5.6〜6.4%、LDL 120〜139mg/dLの方は「境界域」であり、生活改善次第でその後が大きく変わります。まずご相談ください。
Q
薬を一度飲み始めたら、ずっと飲み続けないといけませんか?
必ずしもそうではありません。生活習慣の大幅な改善(ダイエット・食事・運動)によって数値が目標内に安定した場合、医師の判断で減薬・休薬できるケースもあります。ただし自己判断での中断は数値の急上昇を招くため、必ず医師にご相談ください。
Q
3つの病気をまとめて診てもらえますか?
はい、高血圧・糖尿病・脂質異常症はお互いに深く関連しているため、まとめて管理することが推奨されています。当院では1回の受診で3疾患まとめて診察・処方が可能です。薬の相互作用や検査値の総合判断も一括して行います。
Q
通院の頻度はどのくらいですか?
治療開始直後や数値が安定していない時期は月1回程度、数値が落ち着いてきたら2〜3カ月に1回の通院が目安です。血液検査は通常3〜6カ月ごとに実施します。お仕事の都合も考慮して柔軟に対応します。
Q
かかりつけ医から薬をもらっているが、転院できますか?
もちろん可能です。現在内服されているお薬の情報(お薬手帳や処方箋)をお持ちいただければ、継続して処方することができます。前医の検査データをお持ちいただくと、初診での血液検査を省けることもあります。
Q
費用はどのくらいかかりますか?
保険診療(3割負担)の場合、初診は1,500〜3,000円程度(血液検査含む)、再診は500〜1,500円程度が目安です。処方薬の薬局費用は薬の種類・枚数によって異なります。70歳以上の方は負担割合が変わります。詳細は受付にてご確認ください。

生活習慣病、一人で抱え込まないでください

「数値が高いのはわかっているけど、受診するのが怖い」
そんな方こそ、まずお気軽にご相談ください。早い段階からの管理が、将来の大きな病気を防ぎます。

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