急性胃腸炎が増えています

急性胃腸炎が増えています

今週のコラム 急性胃腸炎 インフルエンザB型

急性胃腸炎が増えています ― インフルエンザB型でも胃腸症状が出ることがあります

ここ数日、あおぞら新横浜クリニックの外来では、下痢や嘔吐、腹痛を主な症状とする急性胃腸炎の患者さまが増えています。「急に吐き気が出てきた」「夜中から何度もトイレに行っている」「食べるとすぐお腹が痛くなる」といったご相談が相次いでいます。

例年この時期は、ウイルス性胃腸炎が流行しやすい季節です。寒さで体力が落ちやすいことに加え、職場や家庭、保育園・学校などで感染が広がりやすくなります。症状は突然始まることが多く、日常生活に大きな支障をきたします。

■ 急性胃腸炎の主な症状と注意点

急性胃腸炎では、嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの症状が見られます。原因の多くはウイルス感染で、食事や手指を介して感染し、家庭内で広がることも少なくありません。

注意したいポイント:脱水

嘔吐や下痢が続くと、水分や電解質が失われやすく、特に高齢の方や小さなお子さまでは注意が必要です。

「水を飲んでもすぐ吐いてしまう」「尿の量が極端に少ない」「ぐったりして動けない」などがあれば、早めの受診をおすすめします。

■ インフルエンザB型でも胃腸症状が出ることがあります

今年の特徴として、発熱や喉の痛みだけでなく、胃腸症状を伴うインフルエンザB型の患者さまが散見されています。インフルエンザというと、咳や高熱、関節痛などを思い浮かべる方が多いと思いますが、特にB型では、下痢や腹痛、吐き気を伴うケースが珍しくありません。

実際に、「胃腸炎だと思って受診したら、検査でインフルエンザB型だった」という方もいらっしゃいます。発熱と胃腸症状が同時に出ている場合は、単なる胃腸炎だけでなく、インフルエンザの可能性も考える必要があります。

原因の見極めが回復の近道です

当院では、症状に応じてインフルエンザ検査を含む各種検査を行い、原因をできるだけ早く確認しています。原因が分かることで、適切な治療につながるだけでなく、周囲への感染予防にも役立ちます。

■ ご家庭でできる対策と受診の目安

急性胃腸炎やインフルエンザによる胃腸症状が疑われる場合、まず大切なのは無理をせず安静にすることです。食事は無理に取らず、少量ずつ水分補給を心がけましょう。経口補水液や薄めたスポーツドリンクなどが適しています。

感染を広げないために、手洗いをこまめに行う、タオルや食器を共用しない、トイレやドアノブの消毒を心がけるなど、基本的な対策も重要です。

次のような場合は早めの受診をおすすめします。

  • 嘔吐や下痢が激しく、水分がほとんど取れない
  • 高熱が続く
  • 腹痛が強く、徐々に悪化している
  • 高齢の方、小さなお子さま、基礎疾患のある方

■ 今週も「原因を見極める診療」を大切にしています

胃腸炎とインフルエンザでは、治療の方針や注意点が異なります。見た目の症状だけで判断するのは難しく、「何が原因か」を確認することが、早い回復への近道です。

あおぞら新横浜クリニックでは、急な体調不良に対しても、できるだけ丁寧にお話を伺い、必要な検査を行いながら診療を進めています。吐き気や下痢、発熱など、気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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