花粉症での舌下免疫療法について
スギ花粉症を根本的に改善する「舌下免疫療法」とは
春になると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、さらには目のかゆみなどに悩まされる方が多くいらっしゃいます。特にスギ花粉症は日本人の約4人に1人が発症しているとも言われ、年々増加傾向にあります。
これまで花粉症の治療といえば、抗ヒスタミン薬や点鼻薬・点眼薬などによる「症状を抑える治療」が中心でした。しかし近年、「体質そのものを変えていく治療」として注目されているのが舌下免疫療法です。
舌下免疫療法とは
舌下免疫療法は、スギ花粉の成分(アレルゲン)を少量から体内に取り入れ、徐々に慣らしていくことで、アレルギー反応を起こしにくくする治療です。
具体的には、毎日1回、舌の下に薬を置いて吸収させる方法で、自宅で継続して行うことができます。従来の抗ヒスタミン薬と比べて眠気の副作用が気にならず、安全性が高いのが特徴です。
どのくらい効果があるのか
個人差はありますが、舌下免疫療法を継続することで、
- 花粉症の症状が軽くなる
- 薬の使用量が減る
- 日常生活の質(QOL)が改善する
といった効果が期待できます。特に3年以上継続することで、治療終了後も効果が持続するケースが多いとされています。
治療開始のタイミング
舌下免疫療法は、花粉が飛散していない時期(6月〜12月頃)に開始する必要があります。花粉シーズン中は新規導入ができないため、早めの準備が重要です。
「来年こそは花粉症を軽くしたい」とお考えの方は、シーズンが終わったタイミングでの受診をおすすめします。
注意点・デメリット
一方で、舌下免疫療法にはいくつかの注意点もあります。
- 毎日継続する必要がある(3〜5年程度)
- 開始初期に口の中の違和感や軽いかゆみが出ることがある
- すべての方に効果があるわけではない
また、重度の気管支喘息がある方や、一部の持病がある方では適応とならない場合があります。安全に治療を行うためにも、医師による適切な診断が重要です。
当院での舌下免疫療法
あおぞら新横浜クリニックでは、患者さま一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせて、舌下免疫療法の導入から継続まで丁寧にサポートしています。
初回は院内で投与を行い、副作用の有無を確認した上でご自宅での治療に移行します。継続のコツや不安な点についても、診察時にしっかりフォローいたします。
「毎年の花粉症を少しでも楽にしたい」「薬に頼り続ける生活から抜け出したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
監修:院長齊藤





