健診で血圧が高いと言われたら

健診で血圧が高いと言われたら

健康診断で「血圧が高い」と書かれていると、自分が高血圧なのか、すぐ薬を飲むべきなのか、不安になる方が多いと思います。実は、健診1回の数値だけで高血圧と決まるわけではありません。この記事では、健診で血圧を指摘されたあとに、まず確認していただきたい3つのことをわかりやすくお伝えします。

1回の健診で「高血圧」と決まる?

健診1回の結果だけで高血圧と確定することは、多くの場合ありません。診察室では緊張で血圧が上がりやすく、自宅で測ると正常範囲であるケースも少なくないためです。

日本高血圧学会のガイドラインでは、診察室血圧と家庭血圧の両方をふまえて診断を進めることが推奨されています。健診で1度高めの数値が出た場合、まずは家庭で複数回測ってみる、というのが基本的な流れです。

そのうえで、家庭でも継続して高い場合や、明らかに高い数値が出た場合は、医療機関での評価が必要になります。

💡 ポイント
診察室血圧と家庭血圧の両方を見て判断するのが基本です。「白衣高血圧」と呼ばれる、診察室だけ上がるパターンもあります。

家庭血圧はどう測ればよい?

家庭での測定は、朝と夜の決まったタイミングで、座って落ち着いてから測るのが基本です。1回だけでなく、できれば2回測って平均を見ると、より参考になります。

具体的なポイントは以下の通りです。

  • 朝:起床後1時間以内、トイレを済ませてから、朝食・薬の前
  • 夜:就寝前、入浴・飲酒の直後は避ける
  • 椅子に座り、1〜2分落ち着いてから測る
  • カフは心臓と同じ高さで、上腕で測るタイプを推奨
  • 測定値はノートやアプリに記録する

数値を「測ること」より、「記録して持参すること」が、診察ではとても役立ちます。

どんな場合に早めの受診を検討すべき?

軽度の血圧上昇であれば、しばらく家庭血圧を記録してから相談するという流れで問題ないことが多くあります。一方で、以下のような場合は早めの受診を検討してください。

⚠️ 早めの受診を検討する目安
  • 上が180mmHg、下が110mmHgを超える数値が続いている
  • 強い頭痛・めまい・吐き気・胸の痛みを伴う
  • 視野の異常やしびれなど、これまでなかった症状がある
  • 妊娠中で血圧が上がっている

血圧の数値そのものだけでなく、「症状」と組み合わせて考えることが大切です。気になる症状があれば、家庭血圧の経過を待たずに相談していただいて構いません。

よくある質問

Q. 健診で1回だけ高かったのですが、すぐに薬を飲むことになりますか?

A. 多くの場合、すぐに服薬開始ということにはなりません。家庭血圧の経過と、年齢・他の持病・生活習慣などをふまえて、診察のうえで判断していきます。

Q. 家庭血圧の目安はいくつくらいですか?

A. 一般的には、家庭血圧で平均135/85mmHg以上が「高血圧の可能性あり」とされています。ただし、目標値は年齢や持病によって異なるため、最終的には診察で個別に決めていきます。

Q. 血圧計は腕に巻くタイプと手首タイプ、どちらがよい?

A. 上腕(腕に巻く)タイプのほうが、より正確に測りやすいとされています。すでに手首タイプをお持ちの場合は、姿勢を意識して使ってください。

当院で相談できる内容

  • 健診結果の読み方と、追加で必要な検査の判断
  • 家庭血圧の記録をふまえた診断と、治療方針のご相談
  • 高血圧と関連する生活習慣(食事・運動・睡眠)の見直し
  • 服薬中の方の血圧コントロールのフォロー
📋 まとめ
  • 健診1回で高血圧と決まるわけではありません。
  • まずは家庭血圧を朝晩記録し、診察に持参すると話がスムーズです。
  • 数値だけでなく、症状の有無も合わせて受診タイミングを判断してください。
監修:院長 齊藤
最終更新日:2026-04-28

健診結果のご相談は、お気軽に当クリニックまでどうぞ。

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