朝起きたときの頭痛|原因として考えられることと受診の目安

朝起きたときの頭痛|原因として考えられることと受診の目安

「朝起きるとなぜか頭が痛い」「目覚めたときに後頭部が重い」——朝に集中して出る頭痛は、夜の眠りや体の状態が関わっていることがあります。日中の頭痛とは少し違う視点が必要なため、新横浜の内科の立場から、朝の頭痛として考えられる主な原因と受診の目安を整理します。

朝に頭痛が出やすいのはなぜ?

朝の頭痛は、夜の睡眠中に起きていることが、起床時に「痛み」として表れているケースが少なくありません。代表的な要因として、睡眠の質の低下、いびき・無呼吸による酸素不足、夜間〜早朝の血圧上昇、寝る姿勢や枕の影響、頭痛薬の飲みすぎなどが挙げられます。

朝の頭痛が「数日に1回程度・短時間」で、生活の支障も少ない場合は、まずは睡眠時間や寝具の見直しなど、生活面から整えていくことが多くなります。一方、毎朝のように起きる、強い痛みで起床がつらい、日中の眠気や疲労感がひどい、といった場合は、原因を特定したうえで対応する方が安心です。

「朝だけ」「起きてから1〜2時間で軽くなる」というパターンを繰り返している方は、何らかの背景がある可能性があります。

💡 ポイント
朝の頭痛は「日中の頭痛」と違い、夜の状態(眠りの質・呼吸・血圧)が大きく関係します。続いている場合は枕だけの問題でないこともあります。

朝の頭痛の原因として何が考えられる?

朝の頭痛で比較的よく取り上げられるのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりして、酸素が十分に行き渡らないことで、起床時の頭痛・日中の眠気・集中力低下などが出やすくなるとされます。

次に夜間〜早朝の血圧上昇です。本来、血圧は寝ている間に下がりますが、生活習慣や持病によっては夜間〜起床直後に高くなる方がいます。家庭血圧で朝の数値が高めの方は、注意して経過を見る価値があります。

睡眠の質の問題も見逃せません。寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、寝具・枕が合わないなどで眠りが浅いと、起床時の頭痛・首肩のこり・倦怠感が出やすくなります。寝室の温度や光、就寝前のスマホ使用なども影響します。

そして、薬物乱用頭痛の可能性です。頭痛薬を月に10日以上、3か月以上にわたって続けている場合、かえって頭痛を起こしやすい状態になっていることがあります。「飲まないと不安だから飲んでいる」状態の方は、医師にご相談ください。

そのほか、緊張型頭痛・片頭痛が朝に出やすい方や、カフェインの抜けによる頭痛といったケースもあります。

原因 朝に出やすい理由(一例)
睡眠時無呼吸夜間の酸素不足
早朝高血圧夜間〜朝の血圧上昇
睡眠の質低下浅い眠り・首肩のこり
薬物乱用頭痛鎮痛薬の使い過ぎ
カフェイン離脱一晩のカフェイン中断
⚠️ 注意
突然の激しい頭痛、麻痺・しびれ・話しにくさ・嘔吐を伴う頭痛は、脳の病気が背景にある可能性があります。その日のうちに医療機関、状況によっては救急受診をご検討ください。

受診したほうがよい朝の頭痛は?

以下のような頭痛は、自己判断せず一度受診をおすすめします。生活見直しだけでは解決しないサインかもしれません。

  • 毎朝のように頭痛があり、生活に支障が出ている
  • 強いいびき、寝ているときの呼吸停止を家族に指摘された
  • 日中の強い眠気、集中力の低下、居眠り運転をしそうになる
  • 家庭血圧で朝の数値が高い
  • 月に10日以上、頭痛薬を飲んでいる
  • 突然の激しい頭痛、麻痺・しびれ・話しにくさを伴う

特に最後の「突然の激しい頭痛」「麻痺・話しにくさ」を伴う頭痛は、脳の病気が背景にある可能性があり、その日のうちの受診や救急対応が必要です。一方、慢性的に続く朝の頭痛は、内科的な背景を整理してから対策を立てるとスムーズです。

なお、当院ではMRIなど画像検査は実施していないため、必要な場合は近隣の医療機関へご紹介します。

よくある質問

Q. 朝の頭痛は枕を変えれば治りますか?

A. 枕や寝具の見直しで改善する方もいらっしゃいますが、毎朝続いていたり、いびき・日中の眠気を伴っている場合は、別の原因が隠れている可能性があります。まずは経過と生活習慣を整理してご相談ください。

Q. いびきと朝の頭痛は関係ありますか?

A. 強いいびきや無呼吸がある方では、夜間の酸素不足によって起床時頭痛が出やすいとされます。気になる場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査をご検討ください。

Q. 朝起きたときに血圧が高かったのですが、頭痛と関係ありますか?

A. 早朝高血圧は朝の頭痛と関連することがあります。家庭血圧の記録をつけ、起床後すぐの数値を含めて医師にご相談いただくと、原因の整理がしやすくなります。

当院で相談できる内容

  • 朝の頭痛の原因整理(睡眠・血圧・服薬状況の確認)
  • 家庭血圧の評価と必要に応じた治療
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査の手配
  • 頭痛薬の使い方の見直し
📋 まとめ
  • 朝の頭痛は、睡眠の質・いびき・無呼吸・夜間血圧・薬の飲みすぎなど、夜に起きている要素が背景にあることが多い
  • 毎朝続く・日中の眠気がある・家庭血圧が朝高い方は、一度受診を
  • 頭痛薬の月10日以上の使用は薬物乱用頭痛のリスクがあるため要相談
  • 突然の激しい頭痛、麻痺・しびれを伴う場合はその日のうちの受診を
監修:あおぞら新横浜クリニック 院長 齊藤
最終更新日:2026-05-01

朝の頭痛が続くときは、
新横浜のあおぞら新横浜クリニックまでお気軽にご相談ください。

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