男性更年期(LOH症候群)の症状と受診目安|疲労・気力低下が続くとき

男性更年期(LOH症候群)の症状と受診目安|疲労・気力低下が続くとき

この記事の要点
  • 疲労感や加齢に伴う変化には、睡眠、生活習慣、病気など複数の要因が関係します。
  • 自由診療の点滴・注射を含め、期待できることや限界、副作用を確認することが大切です。
  • 症状が続く場合は、年齢だけの問題と決めつけず医学的な評価を検討します。
  • 新横浜駅篠原口すぐ前の当院では、体調変化や内科的な検査についてご相談いただけます。
「最近疲れがとれない」「やる気が出ない」「眠りが浅い」「夜中に目が覚める」――こうした不調が複数重なって数か月続くとき、男性更年期(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)が背景にあることがあります。一方で、甲状腺・うつ・睡眠時無呼吸・貧血など、似た症状を出す病気もあります。本記事では、症状の整理と受診の目安、検査の流れを中立的にお伝えします。

男性更年期(LOH症候群)とはどんな状態ですか?

結論からお伝えすると、男性更年期(LOH症候群)は、加齢などに伴ってテストステロン(男性ホルモン)の働きが低下し、心身の不調が長く続く状態を指します。女性の更年期のように一過性で終わるものではなく、症状が緩やかに長期化することが多いとされています。

  • 発症のしかた:40代後半〜60代を中心に、緩やかに始まることが多い
  • 背景にある変化:加齢に伴うテストステロンの低下、ストレス・睡眠不足・運動不足・肥満などの影響
  • 症状の幅:心の症状・身体の症状・性機能の症状の3軸に広く出る
  • 個人差:数値が低くても症状が軽い方もいれば、数値が境界域でも辛さが強い方もいる

「年のせい」と片づけられがちですが、生活の質に影響するレベルの不調が続く場合は、治療や生活の見直しで改善が期待できる場合があることが知られています。

💡 ポイント
男性更年期は心・体・性機能の3軸に広く症状が出ます。「年のせい」で片づけず、複数の不調が重なり続くときは医療機関での評価を考えるタイミングです。

どんな症状が続いたら受診を考えますか?

LOH症候群の症状は心・体・性機能の3軸に分かれます。「複数の症状が重なって、数か月以上続いて、日常生活に影響している」ことが、受診を考える一つの目安です。

代表的な症状

  • 心の症状:気力・意欲の低下、イライラ、不安、落ち込み、集中力の低下、不眠・眠りの浅さ
  • 身体の症状:疲れやすさ、ほてり・発汗、関節や筋肉のこわばり、筋力の低下、内臓脂肪の増加、頻尿
  • 性機能の症状:性欲の低下、勃起の力の低下(ED)、朝の勃起の減少

注意したいサイン

  • 仕事・家事の効率が長期間にわたって落ちている
  • 趣味や人付き合いへの関心が薄れている
  • 「気のせい」「年のせい」で済ませてきたが、年単位で続いている
  • 家族や周囲から変化を指摘されたことがある

「眠れない」「やる気が出ない」が単独で短期間続くだけなら、まず生活習慣の見直しで様子を見ることもあります。一方、2か月以上にわたって複数の症状が重なり、生活への影響が出ている場合は、一度医療機関で評価する価値があります。

他の病気との見分けはどうなりますか?

男性更年期と似た症状を出す病気はいくつかあります。採血や問診で他の病気を除外しながら、テストステロンの値もあわせて評価するのが基本の流れです。

  • 甲状腺機能低下症:疲労感・寒がり・むくみ・体重増加・便秘などが似る
  • うつ病・適応障害:気力低下・睡眠障害・興味喪失が重なる
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS):日中の眠気・朝の頭痛・集中力低下・夜間頻尿
  • 貧血:疲れやすさ・息切れ・動悸
  • 糖尿病:だるさ・頻尿・体重変化・性機能への影響
  • 慢性腎臓病・肝機能異常:倦怠感・全身症状

これらは互いに排他的ではなく、男性更年期と他の病気が重なって出ていることもあります。「LOHでもあり、SASでもある」「うつでもあり、テストステロン低値でもある」というケースは珍しくありません。「テストステロンだけ測れば終わり」ではなく、総合的な問診と血液検査が出発点になります。

受診から検査・治療までの流れは?

受診後の流れは、医療機関や個別の状況によって異なりますが、一般的には次のように進みます。

  • 問診:症状の出方・期間・生活背景・既往歴・服用中の薬・睡眠・性機能の状況などを確認
  • 質問票:AMSスコアなど男性更年期の症状質問票を使うことがある
  • 採血:テストステロン(総・遊離)、甲状腺、血糖・HbA1c、肝・腎機能、脂質、血算など
  • 必要に応じた検査:睡眠時無呼吸の評価・心電図・骨密度など
  • 結果説明・方針相談:男性更年期の可能性・他に重なる病気の有無・治療の選択肢を整理

治療の方向性

  • 生活習慣の見直し(睡眠・運動・栄養・体重・ストレス)
  • 背景にある病気の治療(甲状腺・SAS・うつ・糖尿病など)
  • 男性ホルモン補充療法(TRT):適応・希望・禁忌(前立腺がんの既往など)を確認して検討。自由診療となる場合がある
  • 漢方薬・対症療法(症状や希望に応じて)
⚠️ 注意
「いきなりホルモン補充」ではなく、背景の整理と他の病気の鑑別を先に行うのが現実的な進め方です。市販の検査キットは参考情報にはなりますが、医療機関での総合評価と置き換えられません。

よくある質問

Q. 男性更年期は年齢が高くないと起きませんか?

A. 一般には40代後半〜60代が中心とされますが、ストレス・過労・睡眠不足・肥満などが重なれば、それより若い年齢で症状が出る方もいます。年齢だけで自己判断せず、症状と生活背景で考えるのが現実的です。

Q. 市販の検査キットでわかりますか?

A. 市販のキットは参考情報にはなり得ますが、テストステロンは時間帯・体調・採取方法の影響を受けやすく、医療機関での総合的な評価とは置き換えられません。気になる症状が続く場合は、医療機関での採血と問診をおすすめします。

Q. ホルモン補充をすると一生やめられないのですか?

A. 一律に「一生」と決まっているわけではありません。症状の経過・数値・他のリスクをみながら、医師と相談して期間や中止のタイミングを判断していきます。

当院で相談できる内容

  • 男性更年期(LOH症候群)が疑われる症状の問診・評価
  • テストステロンを含む血液検査(甲状腺・血糖・脂質・腎肝機能・血算など)
  • 鑑別が必要な病気(甲状腺機能異常・SAS・貧血・糖尿病など)の評価
  • 男性ホルモン補充療法(TRT)の適応・禁忌・自由診療としての位置づけの説明
  • 生活習慣(睡眠・運動・体重・ストレス)の継続サポート
📋 まとめ
  • 男性更年期(LOH症候群)は、テストステロン低下を背景に、心・体・性機能の症状が緩やかに長期化する状態です。
  • 「複数の症状が重なり、数か月以上続き、生活に影響している」が受診を考える一つの目安になります。
  • 甲状腺・うつ・SAS・貧血・糖尿病など似た症状を出す病気が重なっていることも多く、総合的な問診と採血が出発点です。
  • 治療は生活改善・背景にある病気の治療・必要に応じたホルモン補充療法(自由診療となる場合あり)を、診察で相談しながら進めます。
監修:院長 齊藤
最終更新日:2026-05-18

男性更年期・LOH症候群が気になる症状については、
お気軽に当クリニックまでご相談ください。

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受診の目安

  • 疲労感や体調変化が長く続く
  • 健診異常や生活習慣病が気になる
  • 点滴・注射の適応、費用、注意点を確認したい
急いで相談したい症状

胸痛、強い息苦しさ、意識の異常、急な麻痺などがある場合は、通常の外来予約を待たず緊急の相談を検討してください。

当院で相談できること

新横浜駅篠原口すぐ前のあおぞら新横浜クリニックでは、症状、経過、持病、服用薬などを確認し、必要な診察・検査・治療の選択肢を検討します。記事の内容だけで自己判断せず、気になる症状がある場合はご相談ください。

内科などの診療案内

よくある質問

Q. 疲れは年齢のせいでしょうか?

A. 年齢だけでなく、睡眠、貧血、甲状腺、生活習慣病などが関係する場合があります。

Q. 点滴や注射は必ず効果がありますか?

A. 効果の感じ方には個人差があり、効果を保証するものではありません。適応や注意点を事前に確認します。

Q. 新横浜で体調変化を相談できますか?

A. 当院は新横浜駅篠原口すぐ前にあり、内科的な評価や自由診療についてご相談いただけます。

監修医師

齊藤 優一
あおぞら新横浜クリニック 院長
診療科:内科・呼吸器内科・脳神経内科
新横浜駅篠原口すぐ前で、発熱、長引く咳、生活習慣病、健診異常、頭痛・めまいなどの診療を行っています。

最終更新日:2026年6月10日

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